●MASHな生活の剥片●

血が飛び散る演出いらないんじゃないかな。
過去ほとんどのライダーには無かったし、
SHOKER関係者が泡になって消えるならなおさら。
血を描くなら、死体も出したほうが整合性がある。
サイクロン号の走行中の変形は格好いい。
自動走行で付いていくシーンもかわいい。
最後のシーンありきで着脱可能にしたんだろうが
変身ヘルメットとバイク用ヘルメットが
混在して分かりづらい、というより気になる。
強化スーツも他のオーグ怪人と同じように
変身時に肌が変形する設定でいいじゃん。
「臭い」のセリフを使いたかっただけか。
ライダーキックは良いものでしたよ。
バイクで走るシーンも良かったですよ。
ただ、他のアクションシーンが、スピード感を
演出したいのか、コマ割りが短時間で切り替わり、
さらに戦闘のアップ画像が多すぎ。
色々詳しい庵野さん狙い通りの映像なんだろうが、
どんな動きをしているのか把握できなかったよ。
古臭いと思われようが、ちゃんと地形に合わせた殺陣が
美しく決まり、爆発がどーんと派手に出たほうが好き。
CGに金かけるより、第一線のスーアクさんを使って欲しい。
ハチオーグとの戦闘は格好良かったね。
全般的にわざと手ブレさせた映像も多用していたが、
見てて気持ち悪くなるので、途中から薄目で見たよ。
チョウオーグとの戦闘BGMに関しては、
荘厳な音で格好いいシーン演出なんだろうけど、
庵野さんらしすぎて、気持ちが冷めてしまいました。
勢いのある盛り上がる曲と戦闘が欲しかった。
SHOKERも偏りながらも人類の幸せのために
行動している、とかの設定は面白かった。
変身時のプラーナを抜くと人間体に戻るとか
バイクで走らないと圧縮、変身できない、等の
設定は最後は消えてしまい本筋に集中できない。
コミカライズも読むと、背景の深みがわかるらしいが、
一本の作品内で表現してほしいわ。

色々言いたいことはあるが、悪くはない作品だとは思います。
ただ、好みとのズレが大きいので、もう一回は見ないな。

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